なんちゃってシンガーのつぶやき

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多感な時期の出会い~如何にして私はさだまさしファンになったのか

朝はラジオを聴くという我が家の習慣があり、テレビを観るよりもラジオを聴くのが好きです。

 

あの日もお小遣いやらお年玉などを貯めて購入した、格安のステレオコンポをチューニングしてラジオをつけて聴いていました。

私が中学生の頃です。

その当時はゴダイゴオフコースを好んで聴いており、その日はゴダイゴの特番のために早くラジオをONにしてました。

 

そこで流れていたのが、さだまさしの生放送。

内容は忘れましたがゲラゲラ笑いながら聴いてたのは覚えいます。

そして、楽しいだけでは終わらないのがさだまさしトーク

思わず唸る内容のトークで、頭をハンマーで殴られたかのような衝撃を受けました。

ゴダイゴの特番は聴きましたが頭に入ってこない状態で、終わると直ぐに近くのレコード店に行き、レコードを買いました。

買ったのは「雨やどり」でした(笑)。

 

中学生の時は世界文学中心に、天体関係の本やら雑学の本を読んでましたが、あの、さだまさしの生放送を聴いてから日本文学ばかり読むようになりました。

主に夏目漱石で、森鴎外芥川龍之介太宰治など教科書に名前が出てくるような文豪の書いた小説を貪り読む日々でした。今でもその傾向は変わらないです。

聴く音楽もさだまさし。他の人のは一切、聴かないという時期もありました。

 

聴けば聴くほど歌詞の深さ、旋律の美しさにハマり。

すっかりさだまさしファンになってました。

以降、ライブやらディナーショーに足繁く通ったり。

「特別講師として大学で講義をする」という情報を得た私は浪人までして入りたかった大学受験を辞め、その、特別講義をする大学に入り、最前列中央を死守して間近で聴きました。

友達をさだまさしファンにしてみたり(笑)

 

今は加齢とともに記憶力も低下しているために比較的新しい歌は覚えていませんが、古い歌は全曲、歌詞なく唄えます。イントロで頷くという「ツー」ですし、過去のトークも暗記してるという徹底ぶりです。

 

多感な時期にさだまさしの生放送を聴いたからこそ、余計にハマりこんだのだと思います。

出会わなければ日本文学をこんなにも読むことはなかったかも知れません。活字中毒にならなかったかも知れません。

何が起こるか分からないのが人生だなとつくづく思います。

さて、新しい歌を聴き込んで覚えるとします。